川柳をこよなく愛する明石のタコ

神戸の印刷会社、前川企画印刷の代表ばたがお届けしております

川柳

【川柳】新緑のどこか いつかの肩車   ばた

投稿日:

どこまでも響く口笛の景色だった。

鳥と同じ高さにいて、僕は空を独り占めしたがった。

風は薫って、いまも、懐かしく、
耳に届いて、こえは、とっても温かい。

父さんは、もう、居ないようで、

僕は、あれからも、いままで、ずっと。
父さんの背中の景色にいます。

まだ言えなかった言葉のいくつかを。

これから、少しずつ、伝えていくつもり ―。

===

  【掲載】新緑のどこか いつかの肩車

    ふあうすと2008年5月号
    裏表紙

Google

Google

-川柳

執筆者:


関連記事

no image

【川柳】夏祭り 逢いたい人のもういない   ばた

浴衣の波 賑やかな声 毎年大人になっていく僕の 手持ち無沙汰の理由 それは君なら知っている そんな君には もう逢えないけれど ===   【掲載】夏祭り 逢いたい人のもういない     ふあうすと20 …

no image

【川柳】罪深き僕に笑ってくれるポチ   ばた

たとえば、いま、玄関で待っていてくれる。 たとえば、いつか。魂になって巡り会う頃、きっと笑ってくれる。 生きていても、生きたそれからも。 ずっとそうなんだろうという気がしている。 いつだって、会いたい …

風をくぐって君に逢いたい 答えはその中にある。

三回忌、父の。 たくさん泣かせてもらった。たくさん話を聞いてもらった。 (いま、こんな風にしんどいんだよ。親父なら、どうする?) 答えは、思い出のなかの、声と背中に。 父のことを詠んだ句は、その多くが …

no image

【川柳】君と来た場所で瞼を閉じている   ばた

あの日の風の匂いだとか。 あの時の空の色だとか。 指で弾いた程度の「しびれ」が残っている心の場所があります。 「点」であるはずの情景は、いつまでも輝きを失わず、温もりを失わず。 ずっとずっと、その場所 …

no image

【川柳】そのナイフ林檎を剥いてみてごらん   ばた

強がりの顔をして、優しさを隠してばかり。 ありのままでいいのに。本当のまんまで、いいのに。 心に触れる、君の温度を。 与えてごらん、きっと、氷は湖の広さに。 ===   【特選】そのナイフ林檎を剥いて …

Google


↑成人式や卒業式、入学式に似合う髪飾り特集はこちら
(コトバノ監修/【ギフトにも最適、桐箱付】)
このブログの執筆者であり前川企画印刷の代表である西端がフォト詩集をiPhoneアプリで出しました。知識ではなく、感性に訴えかける写真と言葉たち。もし良かったら、もし良かったら…
follow us in feedly