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商売人の「血」と「義」を貫く ~商売の負け方

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勝ち負けという言葉で商売を表現することの是非はともかくとして。

100:0で選ばれる必要はなくて、51:49のほんのわずかな違いを作ること、習慣にしていくこと、浸透させていくこと。商売の本質なんて、ただそれだけのことだ。カタカナ語を一生懸命覚えたところで、お客さんに「しんどいな」と思われたら二度と見向きもされなくなる。自分がどれだけ商品やサービスを磨いたところで、お客さんにそれが届かず、響かなければ、お店や会社は存続できない。自分の行っていることを頑なに信じることに加えて、客観的な鏡の存在を持つことの重要性に気づくこと。答えはお客さんが持っている。思い込みの先で破たんしてはならない。

引用元:神戸で販促なら、神戸で一番「さん付け」をされるようになったマーケティングに強い会社に頼んでみる | 川柳をこよなく愛する明石のタコ

 「51:49の、ほんの違いを意識してください」

引用元:こんな時代に、手書きで伝えた僕たちの一生懸命を。 | 川柳をこよなく愛する明石のタコ

負け方、というものはあると思ってる。51:49で選ばれるのが商売ならば、負けるときは49で負けなければならない。「ほんの差」は次の(または違う誰かとの)チャンスに繋がる。投げやりになってはいけないし、選んでくれなかったといって相手に不遜な態度をとってはならない。土俵に上げてくださったことに感謝をするべきだと思っている。態度や姿勢は必ず誰かが見ている。

肩書きがいくつ増えようとも、僕の根っこにあるものは商売人の「血」であり「義」だ。だから選ばれるための一生懸命と同じくらいに、負け方にもこだわる。もちろん、相手との関係を対等であるべきと考える商売人でもあるからこそ、礼を欠いた相手に対して媚びることはしない。そんなことをしてしまえば、対等である他のお客様に対して失礼だ。

勝つことだけではなく、負け方にも意味がある。勝負を断ることには基準がある。いろいろなことを「決める」のが経営者の仕事ならば、背の見せ方と線の引き方にしっかりとした考え方を持っておきたいと思う。