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「一流でもないくせに相手を一流にしてみせますよ、なんてセミナーをやってしまう三流のための二流になれる営業セミナー」を開催したらどんな反応があるだろうか

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「一流の営業マンになれるセミナーですよ、ぜひお越しください」という招待を受け取る僕は、つまり一流ではないわけで。しかしながら、本当の一流営業マンならば、万が一にも相手を(自分は一流ではないんだなぁ)なんて気持ちにさせることがないようにも思う。嫌味っぽく「一流でもないくせに相手を一流にしてみせますよ、なんてセミナーをやってしまう三流のための二流になれる営業セミナー」を開催したらどんな反応があるだろうかと考えてしまう自分は腹黒い。

いろんな勉強会やセミナーに誘われるたび、いつも同じことを思う。「こんな勉強会がありますよ」とは、「あなたにはこういうことが足りていないのですよ」の裏返し。そう判断されるだけの理由があって誘いを受けているのならこんなに有り難いことはないが、たとえば「数字は得意ですか?」「ブレのない理念や信念をお持ちですか?」という質問をなぜ最初に出来ないのだろう。まずは相手に敬意を示す。問いかける。その上で、ご本人に何らかの示唆を与えるトークをすれば良い。

勉強会に参加した同士だけに通用する単語を公用語にしてしまう風潮も苦手だ。「だから来れば良い」なのだろうが、外にいて覚える違和感は、一度内に入ってしまえば二度とは感じることができない。「はじめての」「未だの」この場所にいる人の気持ちを商売人は想像し続けなければならない。だから断固として踏み入れない領域を意識する。一方で、外に向けて、外の人に分かる言葉に置き換えて伝えようとする人たちもいる。あの優しさと想像力は、すべてに優先して見習いたいと思う。

何を学んで、何を実行していくかも人それぞれ。役に立たない学びの場はなくて、どう咀嚼するかは自分自身の問題。ただ、踏み入れてみたいと思うかどうかは印象の問題だ。共感できる何かがあるかどうか。一流ではない僕は、自分の直感に従って判断するばかりである。ぎゃふん。