川柳をこよなく愛する明石のタコ

神戸の印刷会社、前川企画印刷の代表ばたがお届けしております

読書 雑記

ASKAさんの700番 第二巻/第三巻を読んだ

投稿日:2017年2月19日 更新日:

僕は実際には彼の物を盗んではいない。ところが、彼は周囲に「西端に盗まれた」と言って回ったとする。弱い立場の人間の発する言葉はいかにも信ぴょう性があって、僕はいとも簡単に罪びとに仕立て上げられてしまう。

「火のない所に煙は立たないんだよ」と、かつて、実際に、僕を責めた人がいた。
「だけど放火をする人だっているのではないですか?」

反論は届かない。涙を流す人が、指をさしながら「あの人が」といえば、僕は自分で「何もしていない」ことを証明しなければならなくなる。ところが、この世の中では「ある」ものよりも「ない」ことを証明するほうが難しい。「ある」や「ない」の証明ごっこに付き合わされてはたまらないと、中立の顔をして、僕から距離を置こうとする人も現れ始める。火事の現場にいて、ただ燃えて消えていく「これまで」を孤独に眺めるのは、本当に寂しいことだ。苦しいことだ。

僕の大好きなアーティストが、同じように苦しんできたことを著書で知る。もちろん、発端は、罪を犯したことであるから、ある程度は自業自得である。それでも、事実に起因するものと、それっぽく仕立て上げられた嘘とが混合されたなかで自分の印象を貶められ、これまでの人間関係を破壊されてしまうのはおかしい。

だから、僕は、「変わらない」気持ちで、次の言葉と楽曲を待ち続ける。「信じる」という言葉は「疑う」という気持ちを無理に否定しているような気がした。「変わらない」「変えない」「変わるわけがない」。もう、それだけでいいんじゃないかと思ってる。僕の周囲の誰に何を言われようと、軸とはそういうものだ。

言葉を持つこと、表現を持つこと。とても大切なことなんだと、改めて認識した。一気に読み終えた一冊だった。

Google

Google

-読書, 雑記

執筆者:

関連記事

明石稲爪神社、新春奉納書展にて「筆」のエネルギーをもらう

仕事始めの3日、今日は軽めに。  詩や俳句作品を書で表現する「名筆研究会」(本部・姫路市)による「新春奉納書展」が1月1日から、明石市大蔵本町の稲爪神社で始まる。境内には会員と子どもらによる、えとの「 …

また、君に逢えたね。

あ、 いちご、はっけーん。 水さえやらず完全放置ですが、ものすごい生命力。いつの間にか庭全体に広がって、 実を付けてくれるようになりました。   収穫祭はまだまだ続きそうな気配。楽しみ。

知覧特攻平和会館

今回の旅行のメインです。 真剣に触れて、感じてきたいと思います。

静岡に向かっています。

滋賀県の土山SA。 一年前、伊勢にお参りに行く時も立ち寄りました。その時は、こんな気持ちでここを訪れるだなんて夢にも思いませんでしたけど。 いろいろと思い出しながら、ゆっくりと夜中の高速道路。

no image

閉塞感の先っぽで、気を紛らわせながら。

仕事も忙しかったり、プライベートもばたばたしていたり。 気がつけばあっという間に一週間が経ち、あっという間に一ヶ月という時間が過ぎていきます。「社長」をするようになってから、「支払い」というものを常に …

Google


↑成人式や卒業式、入学式に似合う髪飾り特集はこちら
(コトバノ監修/【ギフトにも最適、桐箱付】)
このブログの執筆者であり前川企画印刷の代表である西端がフォト詩集をiPhoneアプリで出しました。知識ではなく、感性に訴えかける写真と言葉たち。もし良かったら、もし良かったら…
follow us in feedly