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商売に想像力を費やすということ ~ゴールはお客様が買う場面ではなく、買った後の余韻の場面に設定する

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経営者は良くも悪くも数字で判断されるものです。

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ただ、その数字という結果に至るまでには、どれだけの「ありがとう」を集められるかが大切だと思うのです。「ありがとう」を集めるための姿勢、戦略、ブランディング、マーケティング。言い方は色々かもしれませんが、瞬間最大風速としての数字を高めるのではなく、本当の意味での「なくてはならない」会社やお店になるためには、物語はとても重要です。

購入後の余韻があるからこそ、お客様はこのお店の存在を他に伝えたいと思うのだろうし、また訪れたいと思ってくれるのだろう。つまり「売る」が始まる前の段取りは、もう、「買う」を終えたお客様の余韻のために行われているということだ。商売は感動に繋がるまでの物語、人の心に届かなければリピートはあり得ない。

引用元:心あるマーケティングとは ~「面白いお店だね」に始まって「ありがとう」までもらえるお店 | 川柳をこよなく愛する明石のタコ

僕の口癖は「仕事の9割は段取り」という言葉。ひとつひとつの仕事にどれだけの準備ができているか。そして準備とは「想像力」のことです。様々な仮説を立てて、どうすればお客さんが喜んでくれるのかというゴールを設定する。そして、そのゴールから逆算して取り組むべきステップを明らかにしていきます。

また、ゴールはお客さんがお金を払ってくれたところに設定しません。お金を払って僕たちのサービスを利用してくださった後、あの会社に頼んで良かったと思ってもらえる余韻をゴールにします。カタチには見えにくい部分です。でもだからこそ、そうやって、見えない部分に心を繋ごうとする従業員の姿勢と取り組みは高く評価する経営者でありたいと思っています。数字だけを見て評価するのならば、経営なんて、誰にでも出来る簡単なことです。

何をどう売り上げたのか、ということよりも、どんな会話をしてきたのか。

そういうことを聞いてやりたいなぁと思います。
コミュニケーションは大切。メールなどのデジタルだけでやりとりを済ませようとすると僕は叱ります。余韻はいつもアナログから生まれます。僕はそう、信じています。

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