明石公園入口、明石市民病院真横にある町中華の美味園さん。
あえて”おばちゃん”と敬意を込めて呼ばせていただく。そのおばちゃんの接客に距離感がなくて良い。自分が子どもになったような気持ちになる。
「ワンタン麺と炒飯、両方食べられる?」
「無理したらあかんよ」
「飽きたら何か振りかけたらええのよ」
ほっこりして癒される。昭和や平成、僕の記憶にある昔のお店は、みんなこんな感じだった気がする。マニュアル対応なんて言葉そのものがなかった。
病院帰りなので体調も気遣ってくれた。
病気になって、健康を失って。
だけどその分だけ、世界の誰かがやさしさを足してくれていることを思うよ。