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【川柳】鬼はもう笑わぬ 春の一歩二歩   ばた

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 おかしなことだらけだった「変」な年はもう背中、今年は希望に満ちた「変」化の一年で
あることを祈りたい▼アメリカの新リーダーの力強い言葉に、たくさんの人々が魅了された。
言葉に震え、言葉の先の未来に夢を抱く。川柳という短詩文芸もまた、そんな可能性をもった
表現手段の一つであると確信している。人間の奥底にある想いを伝える17文字。この活字の
一つ一つが映しだす世界を、しっかりと噛みしめて仕事に取り組んでいく▼粉雪の舞う中を、
蕾は確実に。有り難く、尊い時間に生きていることを思い知らされた。その足音に耳を澄ま
すことの自分でありたい。

(ふあうすと2009年2月号、裏表紙に掲載した文章より)

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  【掲載】鬼はもう笑わぬ 春の一歩二歩

    ふあうすと2009年2月号
    裏表紙