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5月、新緑、定期演奏会、吹奏楽部だった頃の。

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今日は母校吹奏楽部の定期演奏会。
現役の頃からずっと5月の連休に行われてきたものだから、この時期、祈るような心弾むような気持ちになる。

午前のリハーサルを終えて午後の本番が始まる前は、市民会館裏の海岸で弁当を食べて過ごした。どうしてか、演奏よりも海で過ごした時間の方が印象的で、5月の風に吹かれるたびその時のことを思い出す。あんなにあった放課後の無限の時間を集約するような一日。僕が「仲間」という言葉を好んで使うようになったのはこの頃からだ。

最近は吹奏楽からも遠ざかり、ピアノを弾く機会もほとんどなくなった。音符と当たり前に在ったころの贅沢を想っては、こなしているだけの日々に焦燥を隠せない。いつもそう、「気がつけば」遅くて、眩しさに嫉妬ばかりしてしまう。「もう、年を重ねてしまったから」なんて、言い訳だということ、実は一番理解しているくせに。

「定期演奏会が終わったら、9回生だけの同窓会をしようよ」。仲間からのメールが届く。2日前に言われても仕事の調整がつかないけど。でも、そんなノリを共有しあえるから仲間なんだな。

後輩たちが何年未来も語ることの出来る、そんな一日になることを祈ってる。どうか素敵な演奏を。

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