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死んでいなければ、生きている。生きていれば、失敗する。失敗すれば、楽しいことが待っている。

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思い込みや先入観は、息を吸って吐くのと同じくらい当たり前に存在している。

その思い込みの理由に踏み込もうとする発想はいつも素晴らしいなぁと思う。空は青いもの、水は流れるもの。僕はそれ以上を考えたことはないし、ましてや、実はヒグマがあまりサケを食べないだなんてことは人生を100回繰り返したところで思いつきそうにない。仮説を立てて検証に挑む。ゼロをイチにして、イチからまた、次の仮説を立てていく。その発想と努力。

ヒグマは秋に川を遡上するサケを大量に食べるとみられていたが、知床のヒグマは意外にサケを食べず、栄養源に占めるサケの貢献は5%程度に過ぎないことを、北海道大学大学院農学研究院の森本淳子准教授らが詳しい食性分析で突き止めた。最もサケを利用しやすい知床の結果だけに「衝撃的」と受け止められている。

引用元:知床のヒグマはサケを意外に食べない | サイエンスポータル

白熱電球の発明で有名なトーマスエジソンは、40時間以上の連続点灯に至るまで実に五千回もの失敗を繰り返したそうだ。ところが本人はそんな風には語らない。

「五千回も失敗したんじゃないですよ。うまくいかない方法を五千通りも見つけることに成功したんです」

0から1を生み出すことへの評価、1を徹底的に真似ることへの評価 | 川柳をこよなく愛する明石のタコ
9回の失敗を与えることはベンチワークで、10回目を祝福することはチームワーク | 川柳をこよなく愛する明石のタコ

ヒグマの検証にしても、トーマスエジソンの成功に対する考え方にしてもそう。失敗しないように何かをすることは大切でも、成功への道に失敗は必ず存在すると考えて自分と周囲を許容する生き方を前提とした方が人生は窮屈ではなくなる。失敗は無ではなく途上であると考えることが前向きで、すべての物事は表裏一体であると思えば、世の中は楽しい。

死んでいなければ、生きている。生きていれば、失敗する。失敗すれば、楽しいことが待っている。シンプルに考えれば、人生の裏と表はこんな風になっている。もちろん「感情の総量」という考え方をしている(感情の総量、人間の器、万事塞翁が馬、そんな色々を考えてみた)ので、成功の先で浮かれるようであってはならないと自戒はするが、物事を複雑に捉えて、根本の「分岐」を見失って動けなくなるようなことだけは避けたいと願う。

さて、ところで、今年はブログの毎日更新に挑戦している。「書き続けることに意味があるの?」と問われることがあれば「意味の有無についてあなたから質問を受けたことが、僕の成功のひとつなのです」と答えてみようと思うのだけどどうか。決め台詞すぎる?