川柳 PR [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 batacchi 2025年5月4日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。その事実に「床屋さん」と呼称をつけて呼ぶ作者と、それを両手で大切に受け止める店主の日常が浮かぶのだ。17文字は日常でありドラマだと思う。日常の中にこそドラマはある。 補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一川柳ふあうすと 2025年5月号 ふあうすと 川柳 川柳鑑賞 老沼正一 ▼川柳鑑賞日記に登場してみませんか?▼ 月刊ふあうすとに投句すると、川柳鑑賞日記でご紹介させていただくことがあります。お気軽にお問い合わせください。