川柳鑑賞 [川柳鑑賞]サプリへの誘いに揺れている気弱/小池一恵 2024年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コロナに罹って肺炎を患ってしまい、緊急入院したことがある。「あの線」をうっかり越えてしまいそうになり、以来やっぱり、健康についてよく考える …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]小さな帆張って私も風を待つ/佐藤ちなみ 2024年4月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 17文字という限られた文字数で、言葉を弱くしてしまう助詞の「も」の使い方には慎重になりなさいと習ったことがある。この句の「も」はとても効果 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]恋心捨てた途端に無精ひげ/秋山博志 2024年4月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「清潔感のある人がモテるらしいよ」と何度か言われたことがある。今思えばあれは、僕に足りないものを教えてくれていたのかもしれない。たられば。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]下駄箱に輝いた日のハイヒール/三好春美 2024年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生きている今が一番良いに違いないのだけれど、たとえば、もう二度と同じメンバーで集うことのない教室を思い浮かべると胸が苦しくなることがある。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]どこまでも行こう枠からはみ出して/近藤紡藝 2024年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石城の石垣をよじ登ろうとしたら、上からも下からも大人たちに怒られてしまった。少年の天下への夢は、儚くも散ってしまったのである。思い返せば …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]台本があったみたいに猫通る/徳長怜 2024年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪の下町を歩いた。時代ばかりが先へ急いで、内面になんの変化もない自分に焦る。ので。ときが止まったように思える空間にいると妙に落ち着くのだ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]千の風まだ群れにいていいですか/長島敏子 2013年12月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 千の風まだ群れにいていいですか 長島敏子 夕映え 「あっち」と「こっち」はどれくらい離れているのだろう。 子どもの頃 …