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[川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子

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古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタカナで始まるという鋭さも、その効果を強めている。再生可能なエネルギーが、やさしい光景を再生できないものへと変えていく矛盾。僕はまた、そのエネルギーの恩恵を受けながら今夜の星を詠んでいる。

ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子
川柳ふあうすと 2025年8月号

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