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[川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ

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希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化された輪郭のない光は、すぐそばにあるのだと信じて呼びかける。この丸い感性。ないのではなく、あるのであり、遠くではなく、近くにある。幸せは、案外、石ころの裏側にあるのかもしれない。

ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ
川柳ふあうすと 2025年10月号

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