雑記

トルコアイス屋さんと歯医者さんに向かうとき、僕は勇気を必要とする

極度の人見知りで、「はじめまして」の一対一が苦手だ。

特に苦手なのが、陽気なパフォーマンスを披露してくれるトルコアイス屋さんだ。「このパフォーマンスで、お客さんはみんな笑うんだ。ここで笑っていいんだぜ、坊や」 ― そんな得意な顔に気付くとき、ありがちなリアクションをして応えてあげなければならないと思う。意図するタイミングでナチュラルな笑顔を見せなければならないと思う。すると、とてもぎこちない笑い方になってしまう僕は、相手を傷付けたような気持ちになってしまって、アイスを奪い去るように、その場を立ち去りたくなる。

トルコアイス屋さんと対峙することは、僕にとって冒険なのだ。

同じくらいの勇気を求められて、僕はその扉を開いた。

こうやって懸案だったことを一つずつ片付けて、新しい一年に向かっていく。無痛治療を売りにする先生の腕前は見事で、僕はほんのりと頬を濡らす程度の涙をこぼすだけで済んだ。支払いを終えながら、そういえば、今年はトルコアイス屋さんに出会わなかったことを思い出していた。