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京都・北白川のガケ書房さんに行ってみたいと思った! ~欲しいものに出逢えるまでの物語

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お店で手に取って触れてみる、体験してみる。そしてネット通販で購入するという、リアル店舗がショールーム化しているという話をよく耳にする。

僕は、その商品(サービス)の存在に気付かせてくれたのはどこかという基準でモノを買うお店を選ぶようにしている。訪れた電器屋さんでシェーバーが欲しいと思ったらそこで購入するし、ネット上のお店で口内の汚れが目に見える洗口液プロポリンスという商品に魅力を感じたらぽちっと購入ボタンを押す。出逢った場所、買いたいという気持ちにさせてくれたかどうかを重視。シンプル。

安いところで買うという考え方は消費者の立場として当然なんだろうけれど、商品に辿り付くまでの物語にも商売人の知恵と工夫にも敬意を表したい。そういう考え方。

京都・北白川のガケ書房さんに行ってみたいと思った!

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ジャンル問わず並ぶ本棚のフシギ 京都・北白川のガケ書房ってどんな本屋さん? – ガジェット通信

この記事を読んで、京都のガケ書房さんを訪れてみたいと思った。

「究極の普通の本屋」というガケ書房。一般の書店との最大の相違点といえるのが、ほとんどの棚で本の表紙が見えるように陳列されていること。山下さんは「棚差しだとほとんどの本が気づかれることなく終わってしまう。点数は限られますが、このように並べることによって手に取ってもらいやすくなります」と意図を説明します。

究極の面倒臭がりなので、棚差しの本を探すということを僕はしない。だから「話題の本」「新刊書」「読んでほしい本」など、並べ方やPOPにお店独自の工夫があって僕をソノ気にさせてくれる本屋さんのことを愛してやまない。この本屋さんのこのコーナーがなければ、僕は一生、その内容についても作者の存在についても知ることがないままだったのかと思うとゾッとする。一期一会とは、人とのことばかりをいうのではない。

写真集や絵本の隣に、なぜか『ドラえもん』のふろくが…。「なぜ?」と思わせることにより、本だけでなく棚自体にも関心が向いてしまいます。

AIDMAの法則なんて言葉にもある通り、商売はその気にさせてなんぼである。たとえばうちは印刷会社で名刺の制作もするのだけれど、二つ折りの名刺は基本的には推奨していない。二つ折り名刺は情報量が増えすぎて、受け取った相手は読めばわかってしまうからである。空白や行間、相手が聞きたいと思う要素をあえて残しておくことで、会話が生まれる。結果として印象に残してもらうという自分に興味関心を向けてもらうという名刺本来の目的を重視しているわけだ。

そしてその「会話が生まれることの重要性」を伝えるために、僕は自分の名刺に相手から質問をしてもらえるような工夫を施してあるし、その名刺交換のプロセスを経て、自分たちの行っている仕事に興味を持ってもらえるように努めている。自分自身が商品で、自分自身のやり方が「論より証拠」であるということ。

ガケ書房さんの実践されている「なぜ?」と思わせる仕組みは、陳列の工夫がまさに無言のままに会話を生み出しているわけで、僕をどんな気持ちにさせてくれるのだろうと想像するだけでワクワクする。

京都ガケ書房さんへのアクセス

京都市左京区北白川下別当町33、京都市バス「銀閣寺道」より徒歩5分の場所に位置する。


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お店の外観も面白そう。その他、ガケ書房 – 京都で暮らそうではお店の雰囲気などもよく伝わってくる。