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商売の基本は「準備をちゃんとすること」で「与え続ける」こと、頼まれごとは賑やかな場所にやってくる

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知識だけなら古本屋さんの100円コーナーで買うことができる。ひとの経験は貴い。経験を体系化して評価してもらえるようになるために「与える」を継続すること。そうやって得た評価が「ブランディング」と呼ばれるものであって、ブランディングは行うものではない。「大学入試で有利になるからボランティア活動を行う」という言葉に違和感を覚えるのと同じく、「ブランディングを行う」という言葉を使うと途端に下心の匂いが立ち込めてしまう可能性がある。言葉を使わずとも、SNS全盛の時代、そんな匂いのする場所に行ってしまうだけでレッテルを貼られてしまうこともある。リアルを大切にしよう。商売の基本は「準備をちゃんとすること」で「与え続ける」ことだ。利益は奉仕のあとについてくるもの。

……というお話をする機会が続いて、以来、商売人の意気を感じた方々から声をかけていただくことが増えた。世の中には頭の良い人たちがたくさんいる。難しいことをわかりやすい言葉で伝えてくれる方も多いが、靴底をすり減らして汗をかいた人の話は格別だ。覚えようとするよりも動こうとする方が価値があるし、同じ動くのならば人に会いに行くほうが賑やかだ。頼まれごとは賑やかな場所にやってきてお金を回す

知りすぎて語るよりも、知らないことを「教えておくれ」と聞きに行くことの出来る人の方が生きていくチカラは強いように思う。僕はどんなことを「教えておくれ」と言われる人間に映っているのだろうか、そして「教えておくれ」と頼んだときにどれだけの人が何を教えてくれるのだろうか。商売人の輪のなかで、自分の意義について考え直してみる。