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スターバックスがコーヒー屋さんだと思っている人にオススメする漫画 ~ドラッカーで学ぶ商売

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英訳付きストーリーマンガ「猫が、ドラッカーを学んだら」Kindle版
が登場。Kindle版はKindle Readerがないと読めないと勘違いしている方も多いようだが、実際はiPhoneアプリで購読することができる。iPhone版のKindleリーダーは無料なのでダウンロードしておくことをオススメしたい。

スターバックスは普通の喫茶店と何が違うのか

社内ミーティングで、うちの会社の仕事は何であるかを問うた。

「印刷屋」「販促の会社ですよね?」という回答にはがっかりした。「印刷屋」ならば、うちよりも安く印刷してくれる会社を紹介することに徹底すれば良い。「販促屋」だと思っているならば、いかにもコンサルっぽい顔をして論だけを振りかざしていれば良い。提供する「モノ」だけに着目するのではなく、提供する「効果と目的」を考えて自分たちの事業は定義しなければならない。

スターバックスは、コーヒーという飲み物を手段を提供しながら、「空間」という目的を提供するために様々な工夫を行っている。その工夫がリピーターを呼び、「飲んでいる自分」よりも「滞在している自分」を想像させる。流れる音楽、座席の配置、座り心地を考えた机や椅子。僕たちはスターバックスという空間で提供されるモノよりも、スターバックスにある存在を思い出すことが多い。一番最初にどんなものを思い浮かべてほしいか、その空間に来るお客さんは誰か、その空間を必要とするお客さんは誰か、そのためにどんな仕組みを作るか。空間にいる人を想定したところから逆算したすべての設計が、いまのスターバックスというブランドを作り上げている。想像すること、定義すること、仕組みを作ること。商売は事前の準備と想像が重要だ。

ドラッカーに関する本は商売に役立つことが多い。ただ、読み込んで終わってしまうくらいであれば、そのエッセンスだけを知り、早速想像してみる、行動してみる。そのスピードは大事だと思う。英訳付きストーリーマンガ「猫が、ドラッカーを学んだら」は、本屋に行かずとも、今すぐ読み始めることができる。読み終えた30分後にお客さんのことを想像している自分をイメージしながら、この本を手のひらで読んでみてほしい。

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