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社長の座を賭して

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高速道路を運転していて居眠り運転をしてしまった、危なかった。

ギリギリのところで事故を回避できたのは、しっかり閉めていたはずの瓶の蓋が落ちてコンと音を立てたから。慌ててハンドルを切りながら父の顔が浮かんだのは、助けてくれたからなのか戒めようとしているからなのか。訪問先に遅参することを電話で詫びて、30分だけ身体を休めることにした。

経営者の先輩に、かつて、十分な数字を残すことができなった年に頭を丸められた方がいる。プロスポーツの世界では、結果を残すことのできなかった監督やコーチが身を引いていくのは当然のことだ。うちの会社の決算は6月末、色々と厳しくなることがわかっていたこの一年ではあるが、それに甘んじることなく、見込みの数字が達成できなかったときは社長の座を退くことを決めている。退路を断って立場を賭して。経営者になった10年前のことを思い出しながら、いまは毎日を全力で走るばかり。

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いろんな人に助けられている。「じぶんひとりではなにもできない」と決めると、誰にどんな風に求めようかという考え方に至る。自分語りをする虚業ではなく、頼ることを臆しない謙虚な気持ちで過ごしていく。感謝。