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文字入力専用マシン、ポメラDM200のある生活

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ポメラという、文字入力専用の機械を使っている。

いまどきネットにも繋がらない不便な機械だ。液晶もカラーではなく白黒、音楽も動画も楽しめない。キーボードと画面だけが存在して、僕たちはこの機械を前に「想像」をしながら「創造」という作業に没頭せざるを得ないのである。

だがこの「没頭」という感覚が実に良い。自分の思考とだけ対峙して、リズムに言葉を乗せていくというのは、現代ではなかなか味わえない贅沢な時間なのだ。

気がつけばYouTubeで高田純次さんの動画ばかりを観て過ごしてしまった、なんて経験は、きっと誰にでもあることだろう。俗世を遮断して没頭する。スマホに触れることもせず、ひたすら文字入力をする。研ぎ澄まされた何かが生まれる(と思い込む)。至福である。

この没入感を高めるために、さらにどうするべきか。

そうだ。美味しいコーヒーが足りない。文章を書くときは、カフェインで頭を冴え渡らせる必要がある。自分好みの雑味と苦みの少ないすっきりとした珈琲の種類は何か。ちょっと調べてみよう。

あとはそうだ、机の上にポメラと珈琲、そして口がさみしくなったときのためのお菓子などあればもっと快適になるに違いない。よし、コンビニだ。そういえば、今日はポイントが2倍になる日だったのではないか。これも確認しなくてはなるまい。

珈琲とお菓子と来れば、音楽だ。
ヒーリングミュージックを流して、全身の緊張を解く。今はどんなプレイリストが上がっているのか、これもしっかり吟味する。五感で癒やしを体験するのだ。疲れた身体をちゃんと癒やそう。

珈琲、コンビニ、音楽。
調べなくてはならないことがたくさんある。行動しなければ。どの順番で動くべきか。

世界が混沌とし始めた。
すこし横になって考えよう。

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