読書

嘘をもうひとつだけ ― 些細なことで。

東野圭吾さん、「嘘をもうひとつだけ」。

嘘をもうひとつだけ

講談社

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人は衝動的に、人は些細なことで嘘をつく。

嘘は連鎖させねばならない。
けれど、嘘はいつか見抜かれる。

たとえ一方で、真実ばかりの関係を築いていたとしても。

それが、違う一方に対する嘘の上に成り立っていたのだとすれば。

執念とも言える感情で、その真実は、破壊されてしまうのだ。

嘘をついて ― 刺されてもいいと思った。

嘘をつかれて ― 刺してもいいと思った。

つまり。

誰の心にも悪魔は住んでいて、
時に人は、嘘をつき、嘘を許さず、永遠の感情だけを存在させる。

それが、嘘の終章、悲しくも、切なくも。