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[川柳鑑賞]どこまでも行こう枠からはみ出して/近藤紡藝

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明石城の石垣をよじ登ろうとしたら、上からも下からも大人たちに怒られてしまった。少年の天下への夢は、儚くも散ってしまったのである。思い返せば僕たちは、いつも枠の外へ飛び出そうとタイミングをうかがい続けた。いつのまにか聞き分けの良い大人になってしまって、言われてみれば、窮屈な毎日を与えられている。

どこまでも行こう枠からはみ出して/近藤紡藝
ふあうすと 2024年4月号

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