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私が彼を殺した ― 奪われたくなかった命がけの。

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私が彼を殺した(東野圭吾さん)、読了。


私が彼を殺した
著者: 東野圭吾
出版社: 講談社
サイズ: 文庫
ページ数: 431,
発行年月: 2002年03月
本体価格 695円 (税込 729 円) 送料込

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は
服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は
起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。
加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

袋とじ小説。
考えの浅い僕には、やっぱり犯人がわからず、いつかまた読み返したい一冊。

いつか昔。

僕は悔しさに、目を閉じて国道を横切ったことがあった。
愚行、若さゆえの。

そして、見返してやろうと思ってから今日までの。

「がんばってんだ、今日はこんなに」

届こうが、届くまいが。

胸の辺り、温度を覚えた辺り。
奪われたくない気持ちに、今だって、熱を帯びて苦しくなる夜があるんだ。