朝、大蔵海岸をジョギング。
いつか「詩になるフォトウォーキング」というイベントをやってみたいと思っている。一緒に歩きながら写真を撮って、それに詩のような文章を添えるレッスン。もうすでに、アメリカではAIが人の仕事を奪い雇用情勢が悪化し始めている。だからこれからの人は、個性と情緒を大事にしてほしい。心だけは機械に負けないでいてほしい。
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母を迎えに行って、病院へ付き添い。週明けの病院の広い駐車場はとても混雑していて、いちばん奥の方に停めなければならなかった。
「友だちがこんなにたくさん」
母の言葉に和む。
そう、ここに来ている人たちは、それなりの重たさと祈りを抱えている。いまは母も同じ立場で、だけど母は明るい。母ならここに、色を落としてあげられるんじゃないかな、なんて、そんなことを思いながら受付へ向かった。

今日は麻酔科の説明、栄養指導、主治医から手術の話、入院の説明と盛りだくさん。病院の中だけで何歩歩いただろう。10時過ぎに病院に入って、すべて終わったのは16時近く。疲れた。
先日の全身検査の結果、転移はなく、手術が行われることが正式に決まった。あとは手術中に播種が見つからないことと、その後の病理検査の結果が良好であることを祈るばかり。もちろん、手術中のあれこれのリスクや術後の体調や足腰の衰えなど、心配はそれだけじゃないけれど。
入院は12月2日、手術は4日の朝から。
入院期間は2週間程度になる見込み。
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入院までにもう一度病院に来て、検査を受けなければならない。検査の関門を抜けていくたび、母は病人で、僕たちは病人の家族なのだということを思い知らされる。それで何か悪いものが見つかりませんようにという緊張が走って、疲労する精神と肉体。
待合室で僕がパソコン仕事をしている間、母と弟はうとうとしていた。はやくこの空気から解放してやりたいね。
あと二週間。そしてそれからのずっと。
すべてうまくいきますように。