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お盆と終戦記念日が重なったのは歴史の偶然

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夕暮れにヒグラシの気配を感じて調べてみたが、お盆と終戦の日が重なったのは偶然らしい。こんなにも物悲しい景色が全て同じ日にあるというのも不思議なことだ。

8月14日が御前会議にてポツダム受諾の日、9月2日がミズリー号艦上にて無条件降伏にサインをした日。

これらの日を終戦として考える向きもないわけではないが、天皇陛下の御決断が国民に向けられた15日を終戦記念日として考えることが一般的。この日を境に秋めくような気がするのはどうしてだろう。

戦争をしたくないと思うのは誰も同じ。

その前提に立ってちゃんと議論のできることが民主主義で、前提を忘れた罵り合いこそが争いの芽なのであるということを忘れてはいけない。戦前の風を吹かすものは、政治家ではなく、ひとりひとりの心の中にある。

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