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[川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太

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五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了されて自分を失ったのがそれだ。さて、甘くともしつこくはない、清らかな沈丁花の香り。作者にはどんな春の至近距離がよみがえったのだろう。

沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太
川柳ふあうすと 2025年5月号

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