取材や撮影、書く仕事のときに助手の方がいたら助かるのになぁと思う場面がある。「没頭する環境を作っていきたいんですよね」とベテランライターさんに話すと「そう思う時期もあったけど、そう思う時期に強くなれた」という答え。嗚呼、僕はまだ弱い。ギャフン。
コンデジのPowerShot S120をジョギングや散歩のときに連れていく。スナップ程度はiPhoneで撮影すればいいと思っていても、撮るための道具をわざわざ持ち出すと意識は変わる。カタチから入ることに色々な意見もあるだろうが、それに重きを置く人のことは嫌いじゃない。
柿本神社の八房梅。
梅や桜の開花には「寒さ体験」が必要で、春に満ちた色が咲くということは、幾度かの厳しさを乗り越えてきたことを意味する。のぼりつめた瞬間にだけ憧れていても、決して同じ色になることはできない。オリンピックにしてもそう、花にしてもそう。夢と目標が決まったら、越えていくものへの覚悟も必要なのだと思い知らされる。