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iTunesストアで常に上位にランクインし続けるWe Are the World

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iTunesストアのミュージックビデオのジャンルに毎週新しいコンテンツが次々にアップされているなかで、We Are the World だけは常に上位にランクインし続けている。

アフリカの飢餓と貧困層を解消する狙いで作られたこの曲は、作詞と作曲をマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが担い、45人のシンガーたちがレコーディングに参加した。6300万ドルに及ぶ売上の印税はすべてチャリティとして寄付されたのだという。

1985年当時、アメリカ国内だけでシングル400万枚、アルバム300万枚を売り上げた。最終的にはアメリカだけで750万枚のシングル(7インチと12インチ版が用意された)が売れ、シングルとアルバム、ビデオの合計で6300万ドルの収入となり、すべての印税はチャリティとして寄付された。

引用元:ウィ・アー・ザ・ワールド – Wikipedia

共通する祈りと願いのために、有名な歌手たちが集い合ってひとつの楽曲を創りあげる。歌う表情の優しさは、平和や平等を願う気持ちに時代や年齢、国籍や身分は関係ないのだということを温かく教えてくれる。ただ聴くだけではなく、歌い手たちの表情を眺めているとそれがよく伝わって来る。

詩や音楽や祈りは、直接、誰かの空腹を満たすことはできない。それでも、心満ちるまでの優しい音符と言葉たちは、いずれ溢れてはパンやスープとなり、隣人の心と身体を満たしていく。幸せは伝播していく。

削って与えようとするから「自分はここまでしてやったのに」という憎しみが生じるのではないか。まずは自分のグラスを満たすこと。贅の限りを尽くそうというのではなく、生の限りを尽くす。その結果として、ひとにプラスの何かを与えられた人生を幸せと呼ぶのだと信じたい。

引用元:幸せの形はシャンパンタワー ~お通夜に参列して思ったこと | 川柳をこよなく愛する明石のタコ

誰かのために行動という言葉は、ときに偽善のような響きを伴って躊躇を与えてしまうこともあるだろう。だからまずは、自分からで良い。自分をしっかり満たせば良い。僕はそんな風に考えているし、自然に溢れ出たものが、少しずつ誰かを満たしていく一因になれば良いと思っている。そんな小さな影響力を、自分の存在意義のひとつと考えられたら、人生はきっと充実していくに違いない。

溢れさせて繋がっていくようにすること。繋がっていることを知るということ。僕たちは世界なんだな、と思う。