業務日記

野菜炒めと白いケーキと神戸の販促と 〜商売人であればこそ

野菜炒めの住宅街を抜けて、次の約束へ急ぐ。

会社をやり始めて間もない頃は色んなことを考えた。「お客さんから自分の名前で呼ばれるようになろう」「お客さんのところでお茶菓子を出してもらえるようになると楽しいね」「すべての駅の近くにお客さんがいることを目指そう」「今いる場所から車で5分走らせたら何処かにお客さんのお店がある状態って素敵やなぁ」

一つずつが叶うと、想像は次々に大きくなっていった。神戸で販促の相談なら前川企画印刷さんに頼んだらいいよと紹介していただく機会も増えた。必要とされるイメージを抱き続ければ、自分たちの行動や態度はいつまでも謙虚でいられる。どうせ叶うわけがないと思う姿勢は、謙虚さすらも忘れさせてしまう。だから僕は「どうせ無理」という諦めの言葉を使わないことにした。諦めないから叶うし、叶えるために謙虚でいる。思想はとてもシンプルだ。

地図を眺めては、ここにもあそこにもお客さんがいることを思う。有り難いなぁと心から思う。生まれてきて、誰かの喜びを想像して、創造して、また次を生きていく糧を得られる。商売人であればこそ、この幸せの渦のなかで生を実感できる。

しばらく歩いて、駅前の喧騒に辿り着いた。ここには、僕が来るたびケーキを用意して待っていてくださるお客様がいる。野菜炒めは、もう、白いケーキの想像に。あちらこちらに待っていてくださる方がいる、この幸せはケーキのせいだけではないよ。