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それは管理なのか、リーダーシップなのか ~血の通わない知識、涙すらも含む経験

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僕たちは管理されようとすると、反発を覚えてしまう。どこかで「マネージメント」なんたらを学んできたような人の言葉を聞いて、それに素直に従えないのは、「管理するためのアクション」であることが見え隠れしてしまうからなのかもしれない。

では、この人ならついていきたくなるという、あの感覚とは何が違うのだろう。言葉が聞こえてくるのではなく、背中が見ええてくる感覚。僕はそこに、「経験の有無」が大きく関係しているのではないかと仮定をしている。

知識にはまだ、血が通っていない。経験には、涙すらも含まれている。だから、経験の言葉は、「私はこうした」と、主語が「私は」になる。知識を語る人たちは、「マーケティング論によると」「一般的な考え方として」と、他人の言葉を借りてきて話そうとする。少なくとも僕自身は、他人の言葉を使う人の背中に魅力を感じることはない。

知識は効率よく吸収することはできる。それでも、遠回りに見えるような道を選んで自ら経験することが、結果的にはアリとキリギリスなのではないかと思う。自分でリスクを背負って生きてきた人の背中は強い。誰かの背を見て思うからこそ、自分もかくありたいと願う。