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二極化の未来 ~色鉛筆の数だけ事実はある

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スマホに指を滑らせれば、僕たちはいとも簡単に、恋人に愛の告白をし、裁判官の顔にもなれるようになった。

便利になっていく世の中で、僕たちはひとつひとつの事象に、極端な白と黒の色付けをしようとしてしまっているのではないかと危惧することがある。色鉛筆の数だけ色合いはあって良いと思うのに、終列車に急ぐように、僕たちは色付けをしたがっている。誰かの決めた色に従いたがっている。

色を少しだけ薄めて、誰かの決めた色を拒絶してみれば、浮かぶのは、そこに集うひとりひとり、そして家族の存在である。叩かれるために生きている人はいない。

明日は我が身。真っ白もなければ、真っ黒もない。僕がそうありたいように、僕の周囲の世界のことも、白と黒以外の色鉛筆で描いていきたいと思っている。許されたいように許していく。自己保身のためだと言われようと、それだって僕の色鉛筆なんだ。

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