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頸椎ヘルニアの発症から2ヶ月、病院の駐車場でうれし涙に泣いた冬の報告です

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頸椎ヘルニア。
神経の集中した首の手術となると、後遺症の出る可能性もあります。

「万が一、指先に痺れが残って、ピアノが弾けなくなったら嫌なんだ」
「そんな、プロのピアニストじゃあるまいし」

ある人との会話。笑って流しましたが、この言葉には深く傷付きました。ピアノで生計を立てているわけではありませんが、音楽は自己表現の手段のひとつ。不完全になる想像はとても苦しいのです。表現者としての自負もあります。発するために必要な身体と心の機能は、壊すことなく、大切にしていたいのです。

痛みの自覚症状が出てから2ヶ月。
いまは痛みもなくなりましたが、相変わらず不自由な左腕は、周囲の人にたくさん甘えて過ごしています。

荷物を持ってくださって。
ドアを開けてくれて。
運転を代わってくれて。
座席を譲ってくださって。

心にしみる言葉を選んでくださって。

おかげさまを生きています。世界は自分が思っていたより、うんと優しかったのだということをこの身体になって知りました。ありがとうございます、ありがとうございます。

リハビリの未来に強いイメージを抱いて、通院は二日に一度。

主治医からは、今の状態でいけるなら手術は考えないでもいいかな、という言葉をもらうことができました。もちろん、リハビリに取り組むこと、セルフケアも欠かさないこと、拘縮が起きないことという条件の下ではありますが。

それでも、それでも。

この2ヶ月の苦しみのなかで、ようやく触れることのできた光の糸です。
この調子を維持していきます。してみせます。

5年振りとなったASKAさんのコンサートでも、男泣きに泣きましたけどね。
病院の駐車場でうれし涙に泣いた、冬の報告です。