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卒業 雪月花殺人ゲーム ― 青い自分を殺せない。

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東野圭吾さん、卒業 雪月花殺人ゲーム読了。

卒業 雪月花殺人ゲーム
著者: 東野圭吾
出版社: 講談社
サイズ: 文庫
ページ数: 371p
発行年月: 1989年05月
本体価格 590円 (税込 619 円) 送料込

東野圭吾作品に登場する刑事、加賀恭一郎の大学時代の「切ない」青春ミステリー。

青い時代の最後は湿っぽい。
儀式のようなそれは、既視感の如く、誰の胸にもあるもの。

情熱や躓き、思惑。

あっという間の時間に、様々な感情が駆け巡る。
こちらを選ぶか、あちらを選ぶか。

人間は、いつも天秤を抱えたまま、悩み、生きている。

さて、僕のその頃は。

泣かせてしまう予感もあって、そんなときは、細心の注意。

 ケッシテソンナフウニハイッテナイヨ

つまり、言質を取られないよう卑怯者。
言い訳のシナリオは、いつも肌身離さなかった。

そして、泣かされてしまう予感の時には。

気がついてない振りをして、一生懸命になった。
弱さを全開にすれば、きっとわかってもらえると思っていた。

― そんなもの、手遅れに違いないのに。

あーあ、涙、なみだ。

人は、どうして、弱い感情に対してだけは、とても、とても敏感なのでしょう。
それが、今も続いてるように思えてしまうから、子供と大人の境目が、
よくわからなかったりもするのです。

あーあ、嫌だ、いやだ。

ほんの段差に躓いて、いつまでも僕はこんな。
きっと、その次で、僕は階段を上ることが出来ると信じていたのに。

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