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[川柳鑑賞]寂しくてただ寂しくて群れている/原正吾

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人生のあちこちに忘れ物をしてきたような気がする。もう、取りには戻れない。そんな自分のことを周囲は哀れんでいるのではないか。笑っているのではないか。どうにも窮屈な世界で、あえて群れの中に飛び込んで馬鹿笑いをしてみる。ひととき、救われたような気持ちになる。群れ、ひとときだと分かっていても。

寂しくてただ寂しくて群れている/原正吾
ふあうすと 2024年5月号

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