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[川柳鑑賞]狂わせてみたいが狂えない時計/八木田幸子

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拙作にこの線を越えさせぬ血は父だろうという句がある。線を越えてみたい、時計を狂わせてみたい。常識倫理法律規則。橋を渡るとどんな世界が待っているのだろうと想像することがある。夢の中だけの跳躍。ここは自分だけの世界。もちろん、やがて几帳面に、朝はいつも通りのアラームを鳴らして顔を洗うのだけれど。

狂わせてみたいが狂えない時計/八木田幸子
ふあうすと 2024年5月号

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