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経営者の集まりで学んだこと(少し反抗期)。

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700人もの経営者が集まって行われた第21回全兵庫経営研究集会。

今回は分科会の運営委員として関わってきたこともあり、せっかくお越しいただいた
経営者の方々に、経営のヒントや刺激となる「お土産」を持って帰ってほしいな、という
気持ちで、準備に取り組んできました。

自分たちのイメージした通りの熱い話し合いが出来たように思い、分科会の成功は
大変いい経験になりました。これから先、様々な集まりで議論を一つの方向に集約させて
いこうと思うとき、今回の一連の取り組みや、報告者の話し方(身振りなども含めて)は、
自分も絶対採り入れていくべきですね。

実り多い秋の一日となりました。

と、あと。

せっかく参加したのだから、参加した全ての時間が「学び」であると考えたい自分としては、
記念講演の「がっかり」の中で学んだ点を、反面教師としてここに刻んでおきたいのです。

まず話し手は、「誰が」話を聞いているのか考えて、話題や表現を選ぶべき。

一般の方向けの講演ならともかく、ヒントを得たいと思って集まる経営者たちには、今日の
話の内容と話し方は冗長気味で、最後列の席から眺めていても、夢の世界に飛んでいる人が
たくさんいらっしゃるのがよくわかりました。

そして話し手は、聞き手が置き換えてイメージしやすい事例を語りかけるべき。

自慢話なんて、面白くありません。
もっと具体的に、どんな場面で、どう考え、どうしたのか、という事例を語るべき。
そして、聞き手が「自分ならどうするだろう?」と考える、空白(思考)の時間を与える
余裕を持たせた方が、リアクションもいただけるのではないでしょうか。

「運」の要素は排除して内容を構築するべき。

運も実力のうちなんでしょうが、経営体験の中で「ラッキー」な部分は排除して話さなければ、
所詮は「二度と起こりえぬ、他人事話」という感じがして、内容が薄っぺらくなります。
それなりの根拠、あるいは仮説に基づいて行動したプロセスとその結果について、聞きたがる
耳のあることを話し手はもっと理解するべきです。

時系列に「見ればわかる事実はレジュメに」書いておくべき。

「今」に関係している生い立ちは重要な要素としてしっかり聞いておきたいところですが、
それ以外は(どうしても話したいのなら)レジュメにまとめておけば済むのでは?
例えて言うならば、それって、赤の他人のアルバムを見せられているのと同じくらい、
苦痛を覚えることなのだと、よくわかりました。

自社の商品自慢はしない。

その商品が「どう市場に受け入れられるのか」という、共通項を示唆してくれるのならば
いいのですが、「これは私も開発に携わっているから間違いない」という論調では、場が
白けてしまいます。

書き出すと、いくらでも書けてしまいます(お酒の勢いも手伝ってます)。

聞くだけ無駄だったなぁ、という時間も、その問題点を列記することで、きっと自分の
成長になるのだと信じたい。これが生意気だと言われたとしても、それが自分の学びだと
納得出来るのだから、今は是としよう。

失礼いたしました。