川柳をこよなく愛する明石のタコ

神戸の印刷会社、前川企画印刷の代表ばたがお届けしております

短歌鑑賞

[短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之

投稿日:

そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね
笹井宏之
え-えんとくちから

「人それぞれ」とお題目のように唱えるようになって、異なる考え方や価値観を敵対視せず受け流すことができるようになった(気がしている)。度が過ぎて、twitterやFacebookで見かけた誰かの考え方に触れてしまいそうなとき、下書きの幾つかは蔵に押し込むようになってしまったのもホントだけれど。

当たり障りのないものだけが自分の軌跡にあって、火になりそうなものはくすぶったままにしておく。妥協点を見出すのが上手になった。大人になったのかなぁ、なんて、ハンバーグを食べながら考えたりする。

歌人の笹井宏之さんは2009年に26歳の若さでこの世を去った。もう、新しい歌に出逢うことは叶わない。

Google

Google

-短歌鑑賞
-,

執筆者:

関連記事

[短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也

新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉には、普通、エネルギーに満ちた気配が伴う。「だからこれを始めよう」「生まれ変わっ …

no image

[短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子

この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホームからお城を望む光景をいたく気に入って、この街に暮らすことを決めたという。お堀が …

no image

[短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大

知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだった同級生たちも、今は方向も速度もそれぞれで、その場所から見える景色を教えてほし …

[短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之

わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たちは覚えているわけはなく、それでも、タンポポが咲いていたという事実だけは思い出す …

no image

[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上げに過ぎない。だから結局、直感や感覚と呼ばれるようなもので最短距離を選べる人は …

Google


↑成人式や卒業式、入学式に似合う髪飾り特集はこちら
(コトバノ監修/【ギフトにも最適、桐箱付】)
このブログの執筆者であり前川企画印刷の代表である西端がフォト詩集をiPhoneアプリで出しました。知識ではなく、感性に訴えかける写真と言葉たち。もし良かったら、もし良かったら…
follow us in feedly