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相手を許せなくて苛立ってしまうときは、クマの着ぐるみを着た犬の動画で癒されることにする

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「神戸は海と山が近くて素敵ですね」と言われるたび「こんな小さな街なので、人間関係を上手にやっていかないと商売は途端に立ち行かなくなります」と答えている気がする。

信頼と実績を積み上げていくのに必死だし、相手が約束を破ったり僕たちのお客さんの尊厳を傷付けるような真似をしない限りはこちらから仕事をお断りすることはない。損得よりも信用。信義則や商売人の義理を重んじるのは大切なことで、人それぞれ、べき論を相手に押しつけるべきではないと思っている。

ところが、そんな自分も同じ商売人のカテゴリーの中にいる人たちの目に余る行為や言動については不快感を露わにしてしまうことがある。どうして想像力を働かせないのだろう。それで傷つく人がいることに気付かないのだろうか。自分の商売をそんな風に言われたらどんな風に思うのだろう。自分が放つことは、自分に放たれることでもある。それでいいのか、どうして相手を許せないのか ――。

反面教師にして黙っていれば良いことを声に出しては襲ってくる後悔。怒りや妬みの感情は捨てるべきなのに、なかなかそれができない。誰かの行動に腹を立ててしまうこともまた、自分のなかにある弱さが原因。感情の波にしばらく揺られた後、自分と対峙する。まだまだだと自分に言い聞かせる。強くなりたいと心から思う。

犬が大好きだ。犬と過ごした日々はもう過去形でしか語ることができないけれど、犬への気持ちは現在形で話すようにしている。生きているし、その存在たちに生かされているんだとも思う。打算のない純粋な瞳で、犬たちは人間の方をじっと見つめてきてくれる。

可愛いね、ほんとにね。

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