川柳をこよなく愛する明石のタコ

神戸の印刷会社、前川企画印刷の代表ばたがお届けしております

業務日記

真面目で一生懸命であることを口にすると印象が悪くなってしまう理由

投稿日:2017年1月21日 更新日:

「真面目に一生懸命にやっているのに、どうしてうまくいかないのでしょうか」と、相談をされることがあります。誠実な人柄、いつも一生懸命。なのに、商売の結果が伴わない。

真面目で一生懸命なのは、人としてとても大切なこと。信頼関係の礎です。

でも、僕は、「真面目で一生懸命である」ということは、口にするべきではないと思っています。誤解をしてほしくないのですが、「真面目で一生懸命である」ことは良いのです。そうあるべきでしょう。ただ「真面目で一生懸命であると言葉にしてしまう」と、与える印象が変わってしまうと思うのです。

真面目であることを口にすると、どうして印象が悪くなってしまうのか。

それは、【他の人と比べると、自分はこんなにも真面目なんですよ】というニュアンスを含んでしまうから。つまり、わざわざ、他人を蔑んで、自分の価値を相対的に高めているような印象になってしまうのです。真面目であるということは、誰かと比較されて評価されるものではありません。

他を蔑むことが差別化なのだとすれば。 | コトバノ

他人を貶めて、自分を高めようとする言動や行動は、見透かされます。薄い人間性には、魅力は伴いません。魅力のない場所に、人やお金、情報は集まってはこないでしょう。

もちろん、ひとは、弱いものです。居場所を守るために、僕はあの人よりもこんなに頑張っていると認めてしまう自分もいて当然だと思います。

でも、だからこそ。

言葉にはしない。言葉にしてしまうと、違う印象を与えてしまうという想像力を大切にしてほしいと思うのです。誰もが認める誠実な人柄が、不用意な言葉で価値を損なわれてしまうのは本当にもったいのないことです。

言葉は心を越えるものではありませんが、言葉の選択ひとつ、遠回りの人生を選ばせてしまう危険性を伴います。僕たちは誰かを蔑んで生きているのではありません。だからこそ、コトバノ。僕はその重要性と危険性の両方を伝えていくことのできる、そういう仕事をしていきたいと思っています。

Google

Google

-業務日記

執筆者:

関連記事

no image

プロセスを評価するということ、「カタチ」には「内側がある」ということ、信頼とは何か

上司、上の立場の人間は、下の人間の提案を一度承服したら、その責任を負わなければならない。だから上は報告を求める。下は報告をすることで、自分一人の責任から逃れることができる。僕はそう考えているので、「仕 …

no image

クライアントという言葉を「お客さん」と言い換える効果

零細企業や小さなお店の方を対象とした講演会。コンサルの方の話を聞いた人のひと言が全てだなぁと感じた。「カタカナばかりで、病名かと思いました」 ▼ 「クライアント」という言葉を使えば、途端に「してやって …

no image

雨降って地固まるという結果論ではなく、降った雨で地を固めるという意思

雨降って地固まるという結果論ではなく、降った雨で地を固めるという意図的な振る舞いが必要なこともある。 起きていることにすべて意味があるのだとすれば、「もうこれで何もかも終わった」と悲観的な気持ちになる …

手間の見える化!ニュースレターを作るなら製本を工夫して「うはぁこれ、面白いやん!」と言われるものを!

神戸で一番犬の好きな印刷屋という看板を掲げているにもかかわらず、相変わらずうちのメンバーは猫路線を貫いてきます。強気です。 今日は自由で楽しい出版物、ZINEを作ってみようという記事を紹介します。 Z …

no image

相手が思う通りに動いてくれないときは、相手の話を箇条書きにする習慣を持つ

我慢できないこともあるし、変化してほしいと思うこともある。そうして「ダメだよそんなんじゃ」と口走れば後の祭り。売り言葉と買い言葉の応酬が続いて、もう議論にはならなくなってしまう。 青が好きな人もいれば …

Google


↑成人式や卒業式、入学式に似合う髪飾り特集はこちら
(コトバノ監修/【ギフトにも最適、桐箱付】)
このブログの執筆者であり前川企画印刷の代表である西端がフォト詩集をiPhoneアプリで出しました。知識ではなく、感性に訴えかける写真と言葉たち。もし良かったら、もし良かったら…
follow us in feedly