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二度目の社員失踪事件から24日:「被害者の意識のち加害者の意識」

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ホワイトデー
なのにお返しできていない
ごめんなさい

でも忘れていませんので
ちゃんとしますので

義務感じゃないですよ

束の間
あれこれ考えている時間は楽しくて
現実から逃れられて
そうこうしている間に時間が過ぎてしまった

それだけです
つまり
単なる遅刻

こういう現実逃避
大切です
こういう時だから余計に

体験取材をしたときに
肘や膝のプロテクターを着用したことがある

この「守られている」感が楽しくて
何度もわざと
膝から地面に着地してふざけたなあ

今はきっとそんな状態

事態がどんな風に転ぶかわからない

彼に何かもしものことがあって
あとから答え合わせのように
おまえは同じときあんなことをしていたと
責められるんじゃないか

だったら「しおらしく」するべきなんじゃないか

そんなあれこれを考えてしまう
ずっと考えてしまう

笑っている顔を誰かが見ているんじゃないか
ご飯の様子を覗かれているのではないか

そんな余裕あるの?

見えない声に覆いつくされて
つぶされそうになる

ごめんなさい
ごめん

実務的なことを処理しているときは
自分は被害者の側になる

でも
それ以外のほとんどの時間は
ずっと加害者の意識で日常を過ごしてしまう

こころの構え方がわからないから
ずっと受け身で
未来を考えることに罪悪感も覚えてしまう

つらい

古いフェリーに乗ったときにする
船室のぎしぎしという音を自覚しながら
波の立つ沖へ向かう感覚がずっとある

磁石はずっと狂ったままで
時計のない海原
夜のあとには
灰色の雨だけが残るんじゃないか

そういう世界

時間が経てば軽くなるのではなく
時間が経っていくからこそ
海底の泥のにおいに支配されていくことが
ずっとずっとずっとしんどい

いまこれを真夜中に書いているから
余計にそんな描写になるのかもしれない

困った
困ったなあ

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