病気 PR

眼科 20250630

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眼科。

今日も問題はなかった。技師のHさんは励まし上手で気分をあげてくれる。自分くらい症状が進んでいた人で、ここまで注射の間隔を空けられるくらいに病状が落ち着いている人は特殊事例なんだとか。すくなくとも、Hさんの記憶では初めてらしい。

病気になると聞いちゃうんだ、先生に。

「他の人はどうなんでしょう?」
「どんな経過を辿ることが多いんでしょうか?」

ネットで調べることと、先生から返ってくる答えはだいたい同じ。そりゃそうだ。医療は科学だ、統計だ。でもだからこそ、自分が前例になれるのなら嬉しい。統計のなかに、ひとつふたつ、希望があったら、きっと誰かも救われる。自分が来た道は誰かが来る道なのだ。死にかけて救っていただいた命を、こんな風に使ってみるのも悪くないんじゃないか。最近はそう思って、積極的に、自分の運動量や食事の内容などもHさんに伝えるようにしている。「そういう人もいる」という事例が、誰かの道になれば幸せだ。

次回は7月最終の月曜日。もっと暑くなるんだったっけ? 気温の感覚がよくわからなくなってきた。でもきっと、蝉のトンネルを抜けて病院へやってくるのだろう。次もまた、平穏に一日を振り返ることができますように。



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