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二度目の社員失踪事件から27日:「泣かせてよ」

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お客さまから電話

またひとつ
報告の上がっていない仕事が発覚する

申し訳なくて震えた

僕は謝り
僕たちは謝り

お客さんも
「自分が無理を言ったのでは?」
と謝る

そんなわけがないのに
みんなやさしくて

なにか言葉が足りなかったのでは
なにか言葉を足してやれたのでは


想像を張り巡らせている

そして僕たちはうんと苦しくなる

一度目の失踪事件のとき
警察に保護された彼は
「疲れた」と言って
僕に会いたがらなかった

今度はどうだろう

その瞬間を想像する
聞きたいことは山ほどある

でも、と思う

会わせようとしないんじゃないか?
だれが?

それはとても悲しい物語の始まり

想う
願う
祈る

穏便に

すべてのひとが救済される未来へ
どうか穏便に

そのために
ちゃんと
ちゃんと
ちゃんと

どうか
ごめんなさいで始まってほしい

命を軽んじることなく
健やかに再登場することは無論の願いとして

思い描くのは未来からの逆算

だから僕は警察に連絡をしなかった
理由がある

安易な憶測で
僕と僕の周囲の人たちを傷付けないで

ポエムだと言って中傷するけれど
具体的になりすぎないようにすることは
詩人の配慮だよ

ところで
体調はずっと良くない

耳鳴りと幻聴
目眩と吐き気
睡眠障害
動悸と息切れ
情緒不安定

これは心配されたくて書くのではなく
記録として残しておきたい

ため息がつづくと孤立感が強くなる

一度ちゃんと

泣きたいなぁ
泣きたいねぇ

弱いよねえ

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