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業務日記

デザインにフリー素材の人物写真を使ってしまうことの功罪 ~リアルの匂いを大事にしたい

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ネット上で商売の何かを表現するとき、デザインはそれほど重要ではないと思っている。

皆がtwitterやFacebookというSNSを使う時代。ホームページのデザインは嘘をつくけれど、その人に集う人間関係は嘘をつかない。発信は大事だけれど、発信以上に大切なのはどんな交流を行っているかということ。登場人物を多くすればそれだけで、限定された地域で商売を行っていくのに十分な効果を発揮する。もちろん、地域を限定しない商売や大きな企業の場合はこの考え方では弱いのかもしれないが、世の中の9割以上は中小企業。背伸びして自分を大きく見せるよりも、等身大を伝えればそれで良いのではないか。

「ホームページを作る」というと、どうしても見た目を意識してしまう。誰だかわからないフリー素材の人物写真、綺麗なオフィス、名刺交換や握手をしている写真などはその典型であると言えるが、いかにもデザイナーがパソコンの前で創っているものだな、という雰囲気が漂ってしまう。リアルに会社にいて、リアルに人と会う、リアルに毎日を働いていることを伝えて共感を呼ばなければ「きれいなホームページだね」とは言われても「仕事をお願いしたい」と言ってもらえるようにはならない。「綺麗」というよりは「整理」されていてリアルを伝える、そんなホームページの方が印象が良いのではないかと思っている。

個人的には、ホームページを兼ねる意味でのブログの充実があれば、ホームページ自体も不要なのではないかと思うことがある。これは商売の種類にもよるものなので乱暴に言い切ってしまうことはできないが、僕たちが検索をして何かの情報を得たいと思ったとき、求める結果がホームページにあったかブログにあったかどうかを想像すると分かりやすい。ほとんどの場合、行動の動機付けになるのはクチコミやその人自身の言葉によるもので、会社のホームページが役にたつのは、実際に訪問するときに使う地図やアクセス情報くらいなのではないだろうか。

体裁だけを重んじた誰も見ないホームページを作るよりも、検索の上位に表示されていろんな人が訪れてくれる、そして仕事が生まれる心の動線を意識した居場所の運営を行っていくことが大切だと思う僕は、これからも自分の言葉で伝えることを継続していきたいし、継続で得た経験をお客様への提案に生かしていきたいと思っている。知識の受け売りではなく、経験を評価してもらえるようになること。机上の空論でお客様の時間とお金を無駄に使わせてしまってはならない。

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