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本気の悔し涙を流せたことが、僕の仕事の誇りなのだと思った

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11年目の新しい期が始まったその初日にトラブルがあった。

もう、今は落ち着いているし、具体的なことを書けば心落ち着けようとして様々な配慮と行動をしてくださった方にご迷惑がかかる。自分のなかでは「済んだこと」として考えることにした。同時に「二度とこんなことのないように」、色々な万が一を考慮して行動していこうと思った。

一生懸命つくったものが、一生懸命つくった通りに再現されていないことを知ったとき、僕は怒り狂ったし、しばらく涙が止まらなくなった。不本意なものが世に出ていくということが、ただただ悔しかった。顔に泥を塗られた気持ちというのは、こういうことを言うのだと思った。

ただ、ここまで悔しいと思えたのは、自分が表現の仕事に誇りを持っていることの裏返しであって、表現の仕事のひとつひとつに細心の注意を払わなければ、いとも簡単に期待を裏切り、信用を失ってしまうことを十分理解しているからでもある。「自分のプライドに関わることだから、本気で怒るんだ」と電話で伝えていた自分の声は、これを書いている今も、耳のなかに響き続けている。

スタートの日にこういうことが起こったのもまた、意味があること。負の感情に支配されて過ごしてしまうのではなく、意味をちゃんと受け止めなければいけない。

悔しさに満ちた初日、そして二日目。奇しくも、お客さんからは、リニューアルして戦略的に取り組み始めたブログに問い合わせが入り始めたという嬉しい報告をいただき、また、違うお客さんからはニュースレターの原稿執筆と紙面デザインのご依頼をいただくことができた。プラスとマイナス、マイナスとプラス。色々の数だけの意味がある。ただ浮かれるのでも、落ち込むばかりでもなく、すべてを与えられているのだと客観的に捉え、そして主体的に行動していくことを忘れないようにしたい。

ありがとう、僕はもう、大丈夫です。