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布団で眠りたいから「任せる」ことに挑戦してみようと思う

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いままで全て一人で抱えていた仕事の一部を、外の方にお願いすることにした。

利益の薄いなか、外注費で削られるのは勿体ないという考えもあったけれど、これで時間を買うことができた、未来に投資する時間が持てたと思うと一気に気持ちが楽になった。決断して感じたのは、やらなくてはならないことが山積したままになっている心の状態は、経営者にとって決して健全ではないということ。正月も休めなかった。親の顔だってもう、何か月も見ていない。命を切り売りしているような日々のことを「辛い」と書くのは情けない気持ちもあるが、「任せられるんだ」と思って得たこの緩和はなんとも言えない。ひとに任せる仕組みと財務体質をちゃんと作っていきたいと思った。

脳の十割が「経営」だったこれまでの時間を見直していきたいと考えている。音楽や言葉で「表現」することは自分の軸にあるものだし、「表現」と「お客さんの喜び」がリンクするような「想像と創造」の時間を増やしていきたい。ひとりの表現者として挑戦してみたい文芸のジャンルもある。守らなくてはいけないものもあるけれど、そのすべてを守ろうという気持ちにこだわることはもうやめた。やっただけのことは評価する。それは良くも悪くも。それでいいんじゃないかと思えるようになった。たった10年の経営者としての時間を「疲弊した」というのは勘違いしているような気もするけれど、せめてちゃんと布団で眠れる生活に戻りたいというのが今の一番の願いだ。

一週間に一度は仕事から離れる日をつくりたい。その次は、まとまった休みをとってみたい。もう少しだけ心に余裕が欲しくて「任せる」に挑戦してみようと思う。僕の生き方、会社の在り方。伸びきったままの風船では、いつか破裂してしまう。公言することで、覚悟を決める。

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