川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
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川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子

2024年11月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
iPhoneフォト日記

衆議院選挙の投票に行った日/明石川の汽水域で巨大な鯉を見かけた日。生きて行くためにどんなリスクを取る?

2024年10月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
雨、今日は眼科の日。 4か月ごとに両目に注射をしていた。ただ最近は症状が安定していて、先月の検査では、前回から半年が経ってもまだ注射 …
iPhoneフォト日記

頸椎ヘルニアになって、コロナになって、肺炎になって、入院して、卒業式の先生のような言葉をもらった日。

2024年10月21日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
首のヘルニアになってしまい、毎日続けていたウォーキンができなくなってしまった。するとみるみる体力が弱ってしまい、その流れで新型コロナウイル …
iPhoneフォト日記

虫に喰われた一枚の葉を見て思ったこと。

2024年10月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
虫に喰われた葉がある。 いや、本当に虫に喰われたのかどうかは知らない。元々こういう形なのかもしれないし、虫以外の作用でこうなったのかもしれない。でもまぁ、とりあえず、僕はこ …
iPhoneフォト日記

ぬいぐるみの名前を思い出せないまま、祝福の未来を願った。

2024年10月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
前を歩く中学生のカップルが、お揃いのぬいぐるみをリュックに吊るしていた。デートの時に一緒に選んだのだろうか。​ 「赤と青で、お揃いに …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子

2024年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ

2024年10月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
明石市民病院中庭 病気

神さまにふたつ、願いごとを叶えてもらえるとすれば

2024年10月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
いま、神さまが現れて、ふたつ、願いごとを叶えてやろうと言ったとすれば。 僕は迷わず、眼に注射の必要がない「元通りの身体」を求めるだろ …
読書

秋峰善さんの書いた『夏葉社日記』を読んだ感想。人生に情熱を持ちたい、人間を感じて生きていきたい人にオススメの一冊。

2024年9月29日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕は短歌と川柳を詠み、本と本屋さんが大好きで、小さな会社を経営するコピーライターである関西人だ。ついでに言えば福山雅治さん似であることを自 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子

2024年9月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
iPhoneフォト日記

明石公園のお堀にいる金色の鯉。

2024年8月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
明石公園のお堀には金色の鯉がいる。 金色の鯉 雨が少なく、お堀の水位が下がってくると全身を確かめることができる。 ひとに慣れた鯉たちは餌を求めて口を開いてくる。 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな

2024年8月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる

2024年7月29日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
iPhoneフォト日記

7文字の中にあった、色と字体と配置のセンス

2024年7月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
駐車おことわり ただそれだけの文字の並びなのに、色、字体、配置のセンスが伝わってきた。アートだなあ。 文章も文字もデザインだよね。心にちゃんと触れる"しごと" …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子

2024年7月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
病気

[記録]コロナでもインフルエンザでもなかった(2024/7/14 23時)

2024年7月14日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自宅に残っていた医療用の検査キットで測定。コロナでもインフルエンザでもなかった。 7/12の夜から肝臓痛、目眩、発熱、酷い咳 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子

2024年7月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
業務日記

ツキイチ眼科、異常なし/算定基礎届と労働保険概算確定保険料申告書の払い込みと提出完了

2024年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ツキイチ眼科。 3月と9月に眼に注射をするリズムになりつつあって、逆算すると、検査で浮腫が見つかってもおかしくないタイミング。ある程 …
情報

文具屋のカフェが作った本気のかき氷。加古川、ステフォレさん

2024年7月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
暑い。 2023年7月の兵庫県の最高気温の記録を調べてみた。眺めてみると、七夕のあたり、7月の初旬はまだ、我が町明石では最高気温が3 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美

2024年6月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ

2024年6月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城

2024年5月27日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎

2024年5月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]母はもう父と逢えたか 冬銀河/藤本健人

2024年5月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
澄んだ空気、長い夜。冬は宇宙までが近くなり、僕たちは逝ってしまった存在たちを浮かべては安らかな日々を祈る。拙作に『死んですぐ謝ることを決め …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]おみくじの吉は信用しない能登/藤原紘一

2024年5月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
一年でいちばん「おめでとうございます」という挨拶が行き交う日に、能登半島で大地震が起こった。その土地に生きる人たちにとって、この日はこれか …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]友の背の丸さに無沙汰詫びている/倉本智子

2024年5月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
大学時代はまだハンバーガーが100円くらいで買えた。5つを重ねてぎゅっと口に押し込む。僕らはそれを「ファイブバーガー」と呼んで笑い合った。 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]消しゴムで消してしまえる程の過去/鈴木尚子

2024年5月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
過ぎてみれば人生のほとんどに、何をそれだけ沈み、憂うことがあったのだろうと思うことがある。「思い出」という言葉からは甘さと切なさが、「過去 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]捨てられぬ本と瞳があう夏の部屋/嶋村幸

2024年5月21日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
読書感想文という夏休みの宿題があったせいだろうか。記憶の中の本棚は、太陽と蝉と扇風機を連なって立ち上がってくる。いつか、いろいろなことが落 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]ヒロインを気取りヒールを高くする/倉本智子

2024年5月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ジョギングに行く、信号で止まる、ストレッチをする。そのとき僕はイチロー選手になる。車を運転する、助手席からカメラを向けられている想像をする …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]生きている恐い世界の真ん中で/平松直樹

2024年5月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
通りを行く人たちに肩がぶつからないよう小さく歩いても、いま、ここは世界の真ん中なのだ。作者はそれを「恐い」と言った。なんという実感のこもっ …
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