川柳をこよなく愛する明石のタコ

神戸の印刷会社、前川企画印刷の代表ばたがお届けしております

業務日記

ブランディングに関する講演を聞くよりも、商店街を歩く人たちの話に耳を傾けてみること

投稿日:

先日ブランディングに関する講演をしてほしいと依頼を受けた。

shop

ブランドや企業の価値なんてものはお客様が決めるものだと思っているし、意図して創り出そうとする虚像は打算的で下心が見え隠れする。芯を決めて誠実に取り組み続けた結果のお客様の反応がブランディングであって、座学の先に幸せになるお客さんやお客さんのお客さんの姿がどうにも見えにくい。妖怪ウォッチと同じで、ブランディングという知識を生業としたい人と、ブランディングという響きに期待を抱く層の一過性の流行なのかなという気がしている。

「SEO対策をいかがですか?」という営業の電話に「SEOが得意なら、どうして電話営業をする必要があるの?」と問い返すのは当然のことで、ブランドの確立されている企業ならば「ブランディングとは」なんてことは決して語らない。ブランディングを手段とする人にヒントを求めるのか、ブランドを確立している会社に答えを求めるのか。その時点で、もう、企業価値創造のスタートラインには大きな差が生まれているのではないだろうか。

さて、ブランディングに関する講演依頼を断った僕がお伝えしたことは一つ。

「どこの商店街でもいいです、その商店街を歩いている人たちにインタビューしてみてください。この商店街で人気のあるお店はどこですか。どうしてそのお店は人気があるのですか。それを繰り返し繰り返しやってみてください。僕みたいな人間の話を聞くよりも、お店の良さをちゃんと認識している人たちに耳を傾けて理由を考える。その積み重ねの方が有益ですよ」

そして、道行く人たちに自分の会社やお店がその対象として答えてもらえるようになることが、商売をしていくことの本筋なのではないかなと思っている。企業やお店の価値はお客様が決めるもの。利はあとに、想いはさきに。カタカナに揺れるよりも僕は、商売人として生きていけるようでありたい。

Google

Google

-業務日記

執筆者:

関連記事

コンサルの知識よりも「中小企業の経営者はカタカナが嫌い」という想像力を大事にしたい

統計から未来を予測する技術も素晴らしいけれど、想像でひとの気持ちを読むことも否定されるようなことだとは思わない。 知識や情報を伝達するということは、たしかに商売になる。ただ、売って終わってしまってはい …

no image

「リスクとリターンの考え方 ~副作用を肯定する」「羨んだり妬んだりの場所にいる僕のまだまだ」

つれづれにメモしていたこと ▼ 投資を十何年とやり続けてきて自分の経験値になったのがリスクとリターンの考え方だ。リターンにはリスクが伴う。したがって僕は「副作用のない何か」というものよりは「副作用はあ …

no image

素朴なことばが心に触れて。

朝から月刊誌川柳ふあうすとの入力作業。 続いて、法善寺浅草さんの暑中見舞用コピーの考案。 季節感のある、涼しげなコピーを考えさせていただきました。 商業用コピーの場合は特に、温度や空間を感じて頂けるよ …

no image

販促屋のためのビジネスか、お客さんのための商売か。ビジネスと商売の違い。

お客さんの広報や販促のお手伝いをしていて、極力、自分のブログやSNSでその付き合いを見せないようにしているのは、お客さんのしていることがお客さんのお客さんのために行っている誠意であり本質であることを感 …

no image

去年より3倍伸びた、その売上に。

「制作」という実務の分野においては、制作にかかる時間以上の収益を会社としてあげていくことが出来ない。 これでは、どうしてもキャッシュフローがしんどくなってしまう時期が生じてきてしまう。経営的には、「知 …

Google


↑成人式や卒業式、入学式に似合う髪飾り特集はこちら
(コトバノ監修/【ギフトにも最適、桐箱付】)
このブログの執筆者であり前川企画印刷の代表である西端がフォト詩集をiPhoneアプリで出しました。知識ではなく、感性に訴えかける写真と言葉たち。もし良かったら、もし良かったら…
follow us in feedly