業務日記 PR

二度目の社員失踪事件から8日:「次はお菓子を用意しておきますね」「ついでにココアもお願いします」

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

事務所で打ち合わせをしていると
外に見覚えのある顔があった。

なぜか隣の会社に入っていく。

ん?

「差し入れ持ってきたんだけど
間違って隣の会社に入ってしまったーあはは」

らしいなぁ。。。
和む、癒されます。
ありがとうございます。



元々の仕事に加えて、彼の残した仕事をする。
作業に連絡に納品に。

「なんで社長さんが?」
「もしかしてまた飛びましたか?」

前回の失踪騒ぎでご迷惑をおかけした方々が
ふたたび心配をしてくださる。
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

「はい。今後は福山雅治が参ります」

せめて、
いつも通りに僕は僕を伝えなければ。

「次はお菓子を用意しておきますね」
「ついでにココアもおねがいします」

いつも通りに僕は僕を。



彼はお客さんと
どんなコミュニケーションをしていたのか。

報告からは分からないこともある。

それでお客さんとは
自分なりに距離を縮めて
自分なりに提案をしていくのだけど

今度は
それが「依頼(仕事)」になってしまって
社内メンバーの負荷を高めてしまう。

一方で
営業脳で経営者でもある自分には
ずっと数字のプレッシャーがある。

この一週間
増やさなければいけない。
でも、増やしてはいけないというジレンマに
ずっとずっと苦しんでいる。

これは正直なところ。

ただとにかく、
優先順位だけは決めようと思った。
それは前回の失踪事件のときも、最初に宣言した。

第一に
残ったメンバーをつぶさないこと

肉体的にも精神的にもそう。
健康あってこその仕事であり人生だ。
彼女たちの声を聞いて
彼女たちのプライベートにも配慮して
彼女たちの役割がお客さんに喜んでもらえる
存在になるようにする。

第二に
これまでお世話になったお客様に尽くすこと。

新しい仕事も欲しいところだけれど
まずは「これまで」機会を与えてくださったことに
ちゃんと感謝をして
こころをこめて取り組んでいく。
お話を聞く。

その姿勢はどれだけ忙しくても
人として変えてはいけないことだと思う。

で。
その次くらいかな。
新しいお客さんをどうしていくか、は。

苦しいけどね。
うん、くるしい(ずっと本音)



《間違って隣の会社に入ってしまった》さんが
言ってくれた。

「なんだか、前より雰囲気が良くなった気がする」

こんな状況だけど
こんな状況だからこそ
社内でのコミュニケーションを密にしている

優先順位を伝え続ける

自分がしていることはそれだけで
あとは彼女たちが自主的に動いてくれている

その様子や雰囲気が
ポジティブに伝わっているのだとすれば

いま目前の、苦しみ、起きていることにも
意味があるのだと言えるような気がする

近い未来、ずっと先の未来
今のこの日々をどんな風に笑うのか
悔いているのか分からない

でも
会社は箱であって
守らないといけないのは中身だ

僕はどう立ち回れば梱包材になれるのか
それだけを考えていく。



彼からは何の連絡もない。
車もお金もかえってこない。

8日が経った。














▼川柳鑑賞日記に登場してみませんか?▼
月刊ふあうすとに投句すると、川柳鑑賞日記でご紹介させていただくことがあります。お気軽にお問い合わせください。