雑記 PR

朝が来て、昼が過ぎ、桜に散って欲しくない。

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通夜や葬儀に来ていただいたり、弔電を送っていただいたり。
メールをいただいたり、お電話をいただいたり。

いろいろ、ありがとうございました。

この人に御礼のご連絡はして、こちらにはしていない・・・ となってしまっても
なんだか失礼だな、という思いから、通夜の日以降、どなたにもまだ、御連絡は
しておりません。

が、その。

存在をそばに感じさせて下さる皆さまの温かいご配慮により、ずいぶんと
救われました。ほんとに嬉しかったです。

明日から、少しずつお返事、御連絡、させていただきますね。

会社には、本日月曜日から、復帰しました。

まだしばらくは、ばたばたするような感じで、不規則かもしれませんが。

「疲れた」って、負のオーラを帯びた言葉なので、あまり使わないようにして
いますが、これまでの人生に経験したことのないような反動を身体が自覚していて、
抜けてくれません。

寝ているときに、会話のような独り言をしているそうです。
喋っている自分を、夢ではなく、現実に覚えているので、実際はあまりよく
眠れていないのかもしれません。

食事はちゃんとしています。

ただ全身が重たいだけ。
喪主って、ほんとに色々、やること多いですね。

日曜日、母、弟と一緒に過ごしました。

商売人であるそれぞれは、休みの日も別々。
日曜日の昼間に家族が揃って過ごした、なんてことは、きっと、生まれて初めて。

父親のくれたプレゼントかもしれませんね。

花を買いにいきました。
父が、好んでそうしたように、花屋にみんなで出かけました。

ほんの交差点ひとつにも、父の景色が残る街並みです。

帽子をかぶって、杖をついた男性。
それが、父のようで、父を重ねて、記憶を辿ります。

父は、小銭入れを開きながら、きっとこんな風に言います。

「おごるから、たこ焼きでも食べに行こうか」

居なくなった現実が、まだ、よく受け入れられていません。

突然寂しくなったり、怒ってみたり。
笑ってみたと思えば、涙が溢れ出したりもします。

誰かがいると冷静、なので、どうやら。

しばらくは、ひとりぼっちを避けたい季節のようです。

あーあ、親父、桜だよ。

見上げるたびに、思い出しちゃうね。
思い出せって言われてるようだよ。

そんなこと、言われなくても。

当たり前のことだよ。

これまでだって、そうだった。

だから、これからだって。

寂しいなぁ、おやじ。

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