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こっち側の当たり前があっち側の当たり前であるとは限らない ~クオリティと姿勢に問題のある同業の人たちと関わって

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同じ印刷業界だから事情がわかって寛大になれることもあるし、その逆もある。

自分がライティングや取材で関わっている冊子の編集委員会には、ある印刷会社の人も来ているのだけれど、せっかく会議に参加していてもメモを取っている様子がない。案の定というか、指示やお願いしたはずのことが反映されていないことが多くて、上がってきたゲラを見ていつもガッカリしてしまう。仕事ではなく作業をしているというクオリティの低さ、想いをこめて書いて、自分の名前まで入れてこんな風にされてしまうのか、と、とても残念な気持ちにもる。

反面教師、自分たちもまた、こんな風に他では見られているのではないか。見られる可能性があるのではないか。その姿勢と態度に不満を述べるだけではなく、これを鏡として自分たちの行動を正していかなければならないと思う。こっち側の当たり前があっち側の当たり前であると思い込んでしまえば、信用はいとも簡単に崩れ去っていく

ひとは見ているし、見ていることに装飾をくわえて広めていく。生かされることも殺されることも、他責ではなく、自責である。自分のことを言われているのだと思って臨んでいきたい。