業務日記

合理化はお客様に見えてしまってはいけない、店の評価はお客様が決めるもの

古民家を再利用したという某飲食店に立ち寄ってみた。

たしかに食事は美味しかったのだが、高すぎる金額が気になった。また、「古民家風」なのに、玄関を入るとすぐに券売機があって、オーダーしたものは呼び出しがあったらセルフで受け取りにいくという形式になっている。お水やお茶などもすべてセルフサービス、もちろん、食べ終わった後の片づけもセルフであった。床は清掃のしやすいような設計と塗装がされていて、すべてが合理的(板間や畳などがあるわけではない)。経営をする側にとっては、「価格競争をすることもなく」「客の回転率もあげることができて」合理的なのだろうなと思った。

でもね。

合理的というのは、あくまでも経営する側の言い分であって、それがお客さんに見えるかたちで伝わってしまってはいけない。商売の評価はお客様が決めるものである。経営者同士が決め合うものでもなければ、コンサルの言う通りにすれば正しいというわけでもない。お客さんが出した金額以上の満足を覚えて、「こんなお店があるんだよ」とクチコミをしてくれる。そうやってはじめて、お店や会社は生き残っていくことができる。「安売りが良くない」のではなく、それよりも先に「値段ほどの質とサービスが伴っていない」と思われてしまっては意味がないのである。地域からも期待されているお店なので頑張ってほしいところではあるが、なんとか、人の表情が伝わる商売をしてほしいなと思った。